年末が近づくと、ローソンでは「名店監修のご当地そば」が登場します。
ただし、これらの商品の多くはエリア限定販売で、全国どこでも買えるわけではありません。

参考:ローソン公式サイト(https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1513046_4659.html?utm_source=x&utm_medium=social&utm_term=&utm_content=sns&utm_campaign=20251209)
そのため本記事では、「どれがおすすめか」「どれが一番おいしいか」といった比較は行わず、
を、参考情報として整理します。
たまたま見かけたときの判断材料として、軽く目を通してもらえる内容を目指しています。
全国のローソンで売っている名店監修そばの実食レビューはこちらの記事にまとめています。
1.エリア限定の名店監修そばとは?
ローソンの名店監修そばは、監修している店舗の地域性や食文化を反映した商品が多く、その影響で販売エリアが限定されるケースがほとんどです。
こうした理由から、「知っていて探す商品」ではなく、「出会えたら楽しむ商品」という位置づけになります。
2.今回実食したエリア限定名店監修そば一覧
ここからは、今回実際に食べたエリア限定の名店監修そばを紹介します。
2-1.一寸亭本店監修 温かい肉そば(主に東北エリア)

山形名物として知られる「肉そば」を再現した一杯です。
冷たい肉そばが有名な地域ですが、こちらは温かいタイプとして提供されています。
が特徴で、いわゆる“王道の年越しそば”とは方向性が異なります。

家で温めて食べました。
汁は甘みがあって、寒い冬にぴったりです。

そばも少し硬めで食べ応えがあり、本場の味も味わってみたいと思いました。
2-2.なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。監修 ラー油肉そば(主に関東エリア)

名前のとおり、ラー油を使ったスープが特徴の個性派そばです。
という立ち位置になります。
一口目からラー油の辛さを感じる本格派でした。
つゆが多めに入っているので、ラー油が入っていても脂っこくない。
しかも、つゆが沁みたクタクタの玉ねぎの甘さとラー油の辛さがマッチしていて、クセになりそうです。

太めの麺でそばの味がしっかりと感じられて美味しかったです。
さりげなく入っている天かすがラー油とつゆのいいつなぎ役。
濃いめのつゆなので飲めないかもと思いましたが、ついつい飲んでしまう美味しさでした。
飲んでみたら意外とあっさりしていました。
つゆの味が絡んだ豚肉の旨味で満足感があるものの、肉体労働や体育会系の男性のお腹を満たすのは難しいかもしれません。
しっかりお腹を満たしたいなら、プラスおにぎりが必要です。

あとちょっとしたポイントですが、温めた後すぐに食べなくても麺がすぐにつゆを吸わずのびませんでした。
だからお店で温めてから持ち帰っても、麺の味を感じながら美味しく食べられると思います。
地味にラー油は別入れじゃないから手が汚れないし、レンジで温めるときも外さなくていいのは嬉しいです。

一方で、辛いのが苦手な人には向かないと思います。
実店舗は駐車場のない場所にしかなく、いつも通り過ぎつつ、目立つ看板で気になっていました。
それが今回、コンビニで手軽に食べられて嬉しかったです。

2-3.ウエスト監修 肉ごぼう天そば(主に九州エリア)

九州のロードサイドでお馴染みの「ウエスト」。
冷蔵庫のお弁当コーナーの一番下の段に売っていました。

隣にはウエストのうどんもありました。

九州で親しまれているウエスト監修のそばで、肉とごぼう天を組み合わせた構成です。
が特徴的で、関東のそばとは印象が大きく異なります。
フタを開けるとまず、緑の瑞々しいたっぷりのネギが目に入りました。
コンビニ弁当のネギはカピカピに乾燥しているケースもありますが、新鮮さを感じてこれは嬉しいポイントです。
次に目に入ったのが3本のごぼう天。

本場に比べると少々控えめですが、インパクトはあります。
肉も「想像よりは入っていた」という印象です。
自宅の電子レンジ600Wで5分ほど温めると、ちょうど良い感じでした。
12月なので湯気も出て美味しそうです。

そばは、ほどほどのコシでスルスルといけるタイプでした。
同じくローソンでうられている名店監修そばシリーズの『神田まつや監修 海老かき揚げそば』に比べると、少し柔らかいと思います。
ただ、のびた感じやダレた感じは全くなく、やさしいスープと合っています。
ごぼう天が結構しっかりとした歯ごたえがあるので、バランスとしていいと思います。

ごぼうの繊維が気になるかなと思ったのですが、そんなこともなく噛むたびにジュワッと滲み出る出汁の風味を楽しむことができました。
肉は甘味がちょうど良い感じで、これまたそばやスープとのバランスがいいです。

大きめの肉がほぼ1枚ですが、コンビニで買える内容としては上質な部類に入ると思います。
3.エリア限定そばはどんな人向け?

エリア限定の名店監修そばは、「選んで買う」商品ではありません。
そのため、向いているのは次のような人です。
3-1.たまたま出会えたらラッキーと楽しめる人
最寄りのローソンで見かけたときに、「今年はこれにしてみよう」と選ぶ楽しみ方が合っています。
3-2.旅行・帰省先でご当地感を楽しみたい人
年末年始の移動先で、その土地ならではの味をコンビニで体験できるのは、エリア限定商品の大きな魅力です。
3-3.地元の味に親しみがある人
監修店を知っている人にとっては、「この店の味がコンビニで食べられる」という点そのものに価値があります。
4.売っていなかった場合の考え方
エリア限定商品は、「そもそも取り扱いがない」「売り切れている」といったことが珍しくありません。
その場合は無理に探さず、
に切り替える方が、結果的に満足度は高くなります。
エリア限定商品が見つからなかった場合や、年越しそば選びで迷っている場合は、ローソンの年越しそば全体を整理したまとめ記事を参考にしてみてください。
また「確実に年越しそばを用意したい」という人向けに、全国で買える年越しそばの実食レビューも紹介しています。
以上、もとテンチョーでした!
















