日本全国で約50,000店舗(2021年5月調べ)展開しているコンビニ。なんとそのコンビニで住民票(住民票の写し)が取れます。
引っ越しでの住所変更した際など何かと用意しなければいけないとなると役所まで行かないとなーからはじまり
「平日は会社で行けないのに、土日は開いてないしなー」
となかなか住民票や印鑑証明書、戸籍謄本は取得が面倒なものだとお思いのかたも多いと思います。
そんな面倒なものが近くのコンビニで済むんだったらありがたい!
でもどうやるの?
- 持ち物
- 取得に必要なもの
- 受付時間や料金
- レジで受付するの?
などのコンビニでの住民票の取り方についてをコンビニ勤務歴10年の元店長が解説します。
それではコンビニで住民票/住民票の写しを発行する際の概要を見ていきましょう。
どこのコンビニで住民票発行ができるの?
コンビニといってもたくさんありますよね。そのどこのコンビニで住民票の発行可能かというと・・・
- セブンイレブン
- ローソン
- ファミリーマート
- ミニストップ
- セイコーマート
- ポプラ
あれ、サンクスやスリーエフは入っていないの?と思う方もいるかと思います。しかしそれらのチェーンはファミリーマートやローソンと合併しているので、これはもうほぼすべてのコンビニが対応ということです。
大きい郵便局さらにはドラッグストアのウエルシアやココカラファインでも発行が可能とのこと。
住民票は取りづらくて面倒だと思っていたのが、こんなに発行できる場所が増えているんですね。
各コンビニごとの住民票の取得についての記事は以下をご覧ください。
セブンイレブンでの住民票発行方法
ファミリーマートでの住民票発行方法
ローソンでの住民票発行方法
コンビニ店内のコピー機から発行できる
さて、いざコンビニに住民票を発行しに行っても、そういえばどこで、どうやって発行するの?レジで店員さんに言うのかな?まだまだコンビニでの住民票発行に関する疑問があると思います。
そのどこで、どうやってというのはすべて店内のコピー機が解決してくれます。
今日におけるコンビニのコピー機は「マルチコピー機」と呼ばれ、書類を白黒やカラーでコピーするための、ただのコピー機ではなくほんとうに「マルチ」な端末になってきています。
住民票ははそんなマルチなコピー機にて発行します。ちなみにコンビニ以外のドラッグストアもコピー機からの取得です。
コンビニの住民票発行に受付時間はあるの?
いくら24時間営業、年中無休のコンビニでも住民票の発行には受付時間が存在します。
時間は決められているが土日も対応
午前6時半~午後11時(12月29日~1月3日を除く)
この時間、期間が基本です。
店舗の営業時間が24時間で上記の時間内で発行可能です。しかも年中無休!土日祝日も!
ほんとうにお店が開いている限り、コピー機が壊れていない限り発行可能です。
平日は忙しくてなかなか役所へ行って手続きのできない方はこれまで郵送してもらっていたかもしれませんがこれだけ長い時間受付してくれると足を運びやすいですよね!
自治体によっては対応していない、利用時間が異なる、といった場合もあるそうなのでお住いの市区町村の自治体がこのコンビニでおこなえる「行政サービス」について対応しているか調べてみてください!
コンビニエンスストア等における証明書等の自動交付(コンビニ交付)ホームページ
コンビニで住民票を取得する際に必要なもの
コンビニで住民票の発行をするのには持ち物として“必要なもの”があります。
もちろん料金が発生するのでお金、現金を用意します。コンビニでも各自治体の役所で住民票(住民票の写し)を発行した際の料金と同額です。
マイナンバーカードまたは住基カードが必要
もう一点発行に必要なものがマイナンバーカード、もしくは住民基本台帳カード(住基カード)です。
これはどこのコンビニにも共通です!むしろこの現金とマイナンバーカードか住基カードがあれば発行可能です。
仕組みは店内のマルチコピー機にマイナンバーカード、もしくは住民基本台帳カード(住基カード)をかざしカードに内蔵されているICチップで住民票の基となる情報の読み込みをおこないます。
セブンイレブンのマルチコピー機では〇部の箇所にマイナンバーカードもしくは住基カードをタッチします。
この仕組みが意外と重要でマイナンバーカードと「マイナンバー通知カード」を勘
違いしているかたもいるかと思います。
わかるかと思いますが「通知カード」はペラペラでICチップは入っていません(笑)
なので マイナンバーカード = 通知カード となっているかたはお気を付けください。
必要なのは マイナンバーカード or 住基カード です。
本籍やマイナンバーなど記載事項も選択可能
これは実際のセブンイレブンやファミリーマート、ローソンのマルチコピー機で住民票発行をする際の画面の画像なのですが、このように
- 世帯主・続柄の記載
- 本籍地・筆頭者の記載
- 個人番号(マイナンバー)の記載
が[有・無]で選択可能になっています。住民票ってなにも全て載っていればいいってわけではない時もありますよね。完全なる個人情報ですので、できれば必要とされている情報のみの記載がいいですよね。
コンビニで住民票発行に必要な金額、手数料
コンビニのマルチコピー機から住民票を発行しても料金は役所で発行するのと同額です。
お住いの自治体の住民票の写しの取得が1部税込み300円であれば、ファミマで取得するのも税込み300円です。
手数料もかからない
このサービスは「行政サービス」といってコンビニやコピー機のメーカーが管理しているのではなく、完全にお住いの地域の自治体が管理しています。
詳しく言えば地方公共団体情報システム機構というところが管理しています。
なのでコンビニで住民票を発行しても手数料もかからず、役所で発行した際と同額です。
まとめ
ここでコンビニでの住民票(住民票の写し)の発行方法をまとめましょう!
- 発行は店内「マルチコピー機」で!
- 時間と期間は午前6時半~午後11時(12月29日~1月3日を除く)(土日、祝日対応)
- マイナンバーカードもしくは住基カードのどちらかが必要!(「通知カード」では発行不可!)
最後に
コンビニでの住民票(住民票の写し)の発行、取得についておわかりいただけたでしょうか?コンビニでの住民票の取得の際の持ち物/必要なもの、時間や料金など概要について触れてきました。
住民票発行の各店舗の対応については店舗というより自治体が対応していないと発行不可のようです。詳しくは地方公共団体情報システム機構の運営サイトでご確認ください。
店内のマルチコピー機にて自身で操作し発行することに抵抗や店員さんに聞きたくても忙しそうとか、聞いたけど店員さんが知らなかったなどあるかもしれません。
でも役所に行って住民票の写し1枚に20分、30分待つことや役所そのものが遠いなんてことありませんか?
この記事を読んだあなたはもう大丈夫!
近くて、身近なコンビニでかんたんに住民票を発行してみてはいかがでしょうか。