タバコを吸われる方、「近くのコンビニで買ってるよ」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時、レジで店員さんになんて注文していますか?
先日こちらの記事を書いていてコンビニのレジ応対・レジ打ちの業務内容をご紹介している中で、タバコの銘柄を覚えるのに、はじめのうちは苦戦するかも。ということをあげました。
その際に「あれ、もしやお客様側にタバコをどう注文するかって明確な正解が浸透していないんではないか」とひとつの疑問が浮かびました。
だってコンビニへ入ってレジでタバコを注文する際に、どこかにタバコは番号でご注文くださいと明確に書いてあることってかなり少ないですよね。
おそらくそのような注意書きやお知らせが貼ってあるお店は過去に何かしらのトラブルがあったとも考えられます。
今回はこの記事でコンビニでタバコを注文する際の方法とマナーについて「コンビニでタバコを注文する際の教科書」としてご紹介してまいります。
全国のコンビニエンスストアでは20歳未満の方へのタバコの販売はおこなっていません。
コンビニでタバコを頼むときは番号で注文するのが正解だと思う
教科書のように学びや参考になってほしいとの思いを込めてこの記事を書いていますが、はじめにこの冒頭で正しいタバコの注文方法というのを定義します。
このコンビニでのタバコの注文方法の明確な正解はタバコの陳列されている棚に振ってある番号で注文することだといたします。
タバコの大手メーカーであるJTやフィリップモリスの社員の方に伺ったわけでもないので確実にとは言えませんが、私自身そうだと思っています。
このタバコを番号で注文するということを
「そんなの当たり前でしょ」
と、思われる方もいるかもしれませんが、実際に筆者である私が10年近くコンビニで勤務をしていて、タバコを注文する際に番号でおっしゃられる方は少なかったです。
銘柄で注文するお客さんの方が多い
では、ここでコンビニでタバコを注文する際に番号で注文するのが
「そんなの当たり前でしょ」
と、思われたかたは、あとほかにどのような注文方法があるのか疑問になるかもしれません。その番号で注文する以外の方法が
銘柄をそのまま伝えて注文する
というものです。本当にこれは
「えーそんなの無しでしょ」と思われる方もいれば
「いやいや銘柄で注文するのが当たり前でしょ」
と喫煙者1,000人にアンケートを取りました。というものではないので意見は分かれるかと考えられますが、私の経験ではこの銘柄で注文するお客様の方が多かったと自信を持って言えます。
こうしてここまで見てくると
と思われるかたもいるかもしれません。これも自信を持って言えることなんですが
タバコの銘柄を伝えて注文するということは決して間違いではありません。
もしかすると銘柄で注文することが正解かもしれません。そもそもこのコンビニでタバコを注文する際に正解だとかなんだとか言ってることもおかしいことだとは承知の上なのですが
- 番号で注文するのか
- 銘柄で注文するのか
どちらが正解なんですか?という2択があったら
番号で注文する方が正解だと思います。
ではタバコの銘柄を伝えて注文することが間違いではないという理由を元コンビニ勤務者の視点でご紹介いたします。
慣れているスタッフさんは銘柄で注文してもらった方が楽かもしれない
コンビニでタバコの銘柄を伝えて注文することが間違いでないことの大きな理由は
「それで伝わる」
からです。お客様とレジの方の間で分かり合えれば、お客様の買い物にもレジの方の業務にも何の支障もありません。
この「伝わる」か「伝わらないか」
そして「伝える気があるか」
が非常に重要だと感じています。
研修も終わりそこそこコンビニのレジ応対・レジ打ちに慣れてきたかたはタバコを番号よりも銘柄で注文していただいた方が楽だと感じるという方が多いかもしれません。
これは私がコンビニエンスストアに勤務していた時に実際にスタッフさん数人に聞いて
「番号より銘柄で言ってもらった方が楽」
という回答があったので、そう思う店員さんもいるかと考えられます。
この銘柄で言ってもらった方が楽な店員さんがいる理由は、コンビニのタバコ取扱店には銘柄が200種類ほど棚に陳列されています。
例えば
お客様が「マルボロ・メンソール・ライト・ボックス1つ」と注文された場合
店員さんは「あー、マルボロのシリーズはあの辺だから・・・」
と、どの銘柄がどの番号かというのは記憶していなくても(200種類ほどあるので記憶は難しいですよね…)注文された銘柄が陳列されている棚のどの辺りにあるかということは記憶していて、注文された銘柄が探しやすいということです。
人によって注文する際の銘柄の呼称が違う
が、しかしこの銘柄で注文されるのもタバコを探しやすいということはあるんですが実は少し厄介なこともあって、それは・・・
タバコを銘柄で注文する際に呼称が人によって違う
という問題があるんです(笑)
ちょっとおもしろいタバコの呼称の話
例えば、私が1番銘柄の呼称が人によって違いが出ると思うタバコが
「マルボロ・メンソール・ライト」です。
タバコも次々に新しい種類が出ますが、いまだに人気の銘柄です。
このマルボロ・メンソール・ライト。実はもうこの時点で正式な呼称・名称ではないんです。このタバコの正式な名称は
「マルボロ・ライト・メンソール」です。
〇「マルボロ・ライト・メンソール」
×「マルボロ・メンソール・ライト」
いやいや細かすぎるわっ!と思われる方もいるかもしれませんが一応正式名称はマルボロ・ライト・メンソールです(笑)
さらに細かく言うと「マルボロ」ではなく「マールボロ」です(笑)
何もだからと言って今後マルボロ・メンソール・ライトを買うときはマルボロ・ライト・メンソールと注文してください。と言うつもりは一切ありません(笑)
このマルボロ・ライト・メンソールの厄介なところは略した呼称が他の銘柄に比べ多いことです。
もうこの時点でマルボロ・メンソール・ライトとマルボロ・ライト・メンソールと2種類の呼称が存在します。
これに加えて
「マルメンライト」
「マルメラ」
「マルボロメンソール8ミリ」
と注文する方もいます。さらに「マルメン8ミリ」という方もいれば「マルメンライトの8ミリ」と注文される方もいます。
マルボロ・ライト・メンソールというのはタールが8mgのタバコです。
なので「マルメンライト」と言われればもうタールが8mgのタバコなんです。
そこに「8ミリ」とさらに付けて「マルメンライトの8ミリ」と注文するのはいったいどういうこと?と考えてしまう時もありました(笑)
大事なことは「伝わる」か「伝わらないか」と「伝える気があるか」です。
「マルメンライトの8ミリ」と注文する方がたまたま仲の良いお客さんで一度お話を聞いたことがあるのですが、これも人間の学習能力のような部分があって
実はマルボロには「マルボロ・ウルトラライト・メンソール」という「マルボロ・ライト・メンソール」よりタール値の低いタバコがあるんですが、これが両方のパッケージが似ているんですね。
マルボロメンソール4mg(マルボロ・ウルトラライト・メンソール)を間違えて棚から持ってきた店員さんはおそらくマルボロ・ライト・メンソールもマルボロ・ウルトラライト・メンソールも同じに見えていたんだと思います。
そのお客さんはそれ以来、間違えられることの防止として「マルメンライトの8ミリ」と注文するようになったと仰っていました。
このように考える人は「伝わる」か「伝わらないか」で言ったら
まあまあ「伝わる」で「伝える気があるか」で言えば、伝える気がありますよね。
もうこの時点でお気づきの方は
と感じられるかもしれません(笑)
でも、これはまだ許容範囲内で伝える気はあるのかなと感じられます。
↑実際にマルボロ・ライト・メンソールが陳列されている棚の写真
現在ではライト・メンソールやウルトラライト・メンソールと言う名称ではなく
「マルボロ・メンソール・8」や「マルボロ・メンソール・4」というようになっていてマルボロ・メンソールの〇ミリというのを伝えればわかりやすいように工夫されているようです。
が、しかし店員さんに伺ってみると、やはり商品の名称が変わってもいまだに「マルメンライト」や「マルメラ」と注文する方もいるようです。(都内コンビニエンスストア勤務の店員さん)
コンビニには老若男女いろんな人が働いている
私が問題だと思うのはタバコの注文の際に「伝える気があるか」と疑ってしまうような場合です。
先ほどの「マルメンライトの8ミリ」の話はいいとしましょう(笑)
これが例えばいかにも10代に見える女性の店員さんにマルボロ・ライト・メンソールを注文する際に
マルメラ1つ
と注文した場合です。
コンビニには若い人もいれば年配の方、喫煙をする方もいればしない方も働いています。
この例の場合、確実に喫煙をしていない、しかもタバコについて知見が少なさそうな店員さんにタバコの銘柄を略称で注文するのは「伝わる」か「伝わらないか」で言ったら
伝わらない可能性が高いですし
「伝える気があるか」で言ったら伝わらないように感じてしまいますよね。
そして、このタバコに知見の少なさそうな店員さんに略式名称でタバコを注文して、店員さんにうまく伝わらず、注文したのと違う銘柄を棚から持ってきたとします。
ここでお客様は少し不快に思う方もいられると思いますし、棚から持ってきた銘柄が違うと言われた店員さんも少し不快に思うかもしれません。
こうなるとお客様の買い物にもレジの方の業務にも少し支障が出てきてしまう可能性があります。
正直タバコの番号は見えずらい
コンビニでタバコを注文するとき番号で注文したいけど、タバコが陳列されている棚の前にチキンや中華まんが陳列されている棚があったり、隣のレジの応対をしている店員さんで見えないなんてこともありますよね。
コンビニのタバコの棚は正直見えずらいですよね。
「棚の前に物があって見えなーい!」と叫びたいですね。
※ハ〇キルーペのCMをイメージしています(笑)
この見えづらさも番号ではなく銘柄でタバコを注文する方が多い原因だということも理解しています。
【結論】番号で注文するのが無難では?
ここまでコンビニでタバコを注文する際についてご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで結局、何をお伝えしたいのかと言いますと
コンビニのタバコの棚は正直見えずらいし、番号を探すのは面倒ですよね。
でもコンビニで働く店員さんは皆、タバコに詳しい人ばかりではありません。高校生や大学生、タバコをこれまで一度も触ったこともない年配の方も働いています。
タバコを取り扱っている店舗で働いてるんだからタバコに詳しくないのはおかしいでしょ。と思われる方もいるかと思います。
それも間違っていないと感じます。が、そう言えるのであれば
番号が振ってあるんだから番号で注文してもいいんではないか。ということも言えます。
結論、番号で注文するのが無難では?
と感じるのです。
タバコを注文して店員さんが違う銘柄をレジに持ってきたら
「いやいや、違うよ」と思いませんか?
ちょっとイラっとする方もいるんではないでしょうか。少し不快に感じる方もいるんではないでしょうか。
「違うよ」と言われて店員さんも少し不快になります。
これって冷静に考えるとすごく無駄なことだと思いませんか?
最後に
最後になりますが、もしかしたらこの記事を読んで筆者は元コンビニ勤務者だからすごくコンビニ側を擁護していると捉える方もいるかもしれません。
私は元コンビニ勤務者で喫煙者です。タバコはコンビニで買います。なので店員さんとお客さん側、両方の視点で今回この記事を書きました。ちなみに私はなるべく番号でタバコを注文しています。
コンビニ側にタバコの棚が見えづらかったり、そもそも「タバコは番号でご注文ください」などのお知らせの記載がなく、番号で注文するという方法がそもそもあったのかという方もいるかもしれません。
この記事を読んで、今までコンビニでタバコを注文した際に銘柄を間違えられることや銘柄を間違えられて何かトラブルがあったという方はぜひこの機会にタバコを番号で注文してみることをおすすめいたします。
そして、本記事内で申し上げましたが
タバコの銘柄を伝えて注文するということは決して間違いではありません。
重要なのは「伝わる」か「伝わらないか」と「伝える気があるか」を考える気配りだと考えます。
全国のコンビニエンスストアでは20歳未満の方へのタバコの販売はおこなっていません。