以前コンビニでバイトやパートを行っていた方にお伺いします。
コンビニでのバイトやパートは大変でしたか?辞めたいと思うほどきつかったことはありますか?
「コンビニ バイト」とGoogleで検索をすると関連検索ワードにこのように表示があります。
↑関連キーワードを見ると「楽しい」や「楽すぎ」というようなポジティブなワードが関連していることが分かります。
これまで約10年コンビニで働いていた筆者からすると、実際に業務にあたっていて「楽すぎ」と感じることはありませんでした。
今回はそんなコンビニの仕事内容/業務内容で大変だと感じたこと、きつい、辛いと感じたことを筆者である私もとてんちょーの実体験をもとにご紹介いたします。
コンビニで大変/きつい仕事ランキング
ここから筆者がこれまで経験したコンビニで仕事をしていた中で大変だなと思ったことや辛いと感じたことを「きつい順」として3つご紹介してまいります。
ちょっとしたランキング形式にしてご紹介するので、これからコンビニでバイトやパートをご検討の方はもちろん、現役のコンビニ店員さんも見て「あるある」と思っていただけたり、少しくすっと笑っていただけると幸いです。
①レジ応対:厄介なお客の応対
私がこれまで約10年ほどコンビニで仕事をしてきて1番大変だったのはお客様の対応です。
いやいやお客様の対応が大変だと、コンビニのお仕事は6~7割はレジ応対だから、かなり大変に感じない?と思われる方もいるかもしれませんが、詳しく申し上げると厄介(変)なお客の対応です。
最近耳にするクレーマーやモンスターカスタマーに該当するようなお客様もちらほらいましたね・・・
接客業でもあるコンビニなんだからそんな厄介なお客が来ることは想定済みではあります。なのでこんなことを大変だと思っていたらやっていられないことは重々承知です。
ここまで読んでいて、「え、コンビニってそんなに厄介だったり変なお客さんが来るの?」と感じてしまう方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
割合で言ったら数パーセントです。全体の1割にも満たないのでそんなにたくさん厄介なお客が来るというわけではありません。
1日8時間シフトに入って1日もそういったお客が来ない時の方が多いので、ご安心ください。
もしそういうお客が来たとしても対応としては時間にすると数分~最大1時間くらいなのでめちゃくちゃ大変ということはないかもしれません。
筆者はコンビニで店長を務めていたので、最終的にそういった厄介だと感じるお客と話をしなければならなかったので、大変だと感じました(^^;
実際に経験した厄介(変)なお客の対応
ここでその私が「厄介」や「変」だと感じたお客がどんなことを言い出し、しでかしたのかご紹介いたします。
上裸の男性客
これは夏場、私が勤めていた店舗は都内の住宅立地の店舗が多く、夏場になると毎年ではないのですが上半身裸のまま入店されるお客がいました(笑)
勤めていた店舗や地域が変わっても必ずお見かけします。歳は20代から70代くらいと幅は広めです。
もう単刀直入に「バカなの?」
と言いたいんですが、上裸で来店されて真面目に買い物をされるんですよね。買い物かごを持って商品をしっかり選んでいるんです。
やっぱり「バカなの?」と言いたいんですが、そうは言えません(笑)
店内には当然女性のお客様もいらっしゃいます。普通に考えて公然わいせつ罪ですよ。見かけると私はその上裸のお客に近づいて
「あの、上着はどうされたんですか?」と聞きます。
本心は「でていけー」って言いたいんですが、とりあえず上裸の理由を伺います。
この手の人はだいたい酔っぱらっているので
「暑かったからこのまま来たんだよ」
「あ、忘れちゃった」
などと答えます。すぐ帰るから買い物させてもらえない?とも言います。そりゃ早く帰ってもらわないと困ります。
私がこれまでおこなった対応としては、一応買い物はさせるんですね。それでもう次からは服着てきてくださいね。と言って帰します。
この後、この人は店を出てこのまま上裸で外を歩いて帰るのかと思うとやっぱり通報したほうがいいかなとも考えますが、この上裸客で通報したことはなかったです。
こういうことしたことある人が今この記事読んでいたら、本当に自分を恥じてくださいね。海とか川とかプールでもない、周りに家しかない住宅街で上裸はおかしいと思われるって(笑)
お金を投げるお客
これもなぜかいろんな地域の店舗に行っても一人はいました。
レジでお会計の金額を伝えると小銭をレジカウンターに向かって投げるかた。
レジにお会計をする際にお金を置くトレーのようなものあるじゃないですか?一応あれを狙って投げるんですが、小銭がそのトレーにはじかれて床に落ちることもあります。
私がお見かけした方は全員女性でした。
正直、はじめは戸惑います。お会計をお伝えして小銭がレジに飛んできたときは「は?」と思います(笑)
私がシフトに入っている時に来店されたときは、なるべく私が応対していましたが、これを入ったばかりのスタッフにもやっていたようなので、スタッフさんもそのお客が来るとレジをやりたがりません。
中にはその小銭を投げるお客の中に高齢の方もいて腰が悪かったり色んな事情があってのことだとも考えますが、やっぱりお金を投げることはよくありません。投げていいのはお賽銭の時だけです。
ピリピリしてる、急いでいるお客
とにかく急いでいる人です。急いでいるなら、別の余裕のある時間に来ればいいのにと感じます。
どうしても、用があってきているのでしょうが、失礼な話、そんなに大した内容ではない方が多かったかもしれません。
朝食であろうサンドイッチを買っていった方はレジ待ちをしている間に足をカツカツと鳴らし、レジに来てもあからさまに「早くしてよ」という態度。(こういうお客に限ってお金を出すのが遅かったり、ポイントカードを出すのが遅かったりするw)
あとは新聞やお弁当など計10点ほどレジにお持ちになったお客はレジにカゴを置くなり「急いでいるんで早くしてください」と面と向かって言ってきたお客も。
いやいや、レジ待ちもしてないし、レジに着くなり急いでくださいって、もともとコンビニのレジ応対の心得に”スピード接客”というのがあるので常にスピードは心がけてますが、それ以上は急ぎません(笑)
こういったお客が来た際はそんなに急いでいるなら買わなくて良くない?と感じていました。
この経験談はどちらも朝の話なのですが、お昼休憩だったり、もっと時間に余裕のある時に買いに行けばいいんじゃないかと。
わたしの経験上、急いでいる人ほど「どうしたら、この買い物が早く終わるか」を考えていません。
仮に私が、急いでる時にコンビニでサンドイッチを買わないといけないとしたら、まずレジ袋は要りませんと店員さんに伝えます。そして、お金やポイントカードはレジ待ちしている際に準備しておきます。袋に入れたり、お金を出すのにに数秒かかります。
新聞やお弁当など10点ほど買う際に急いでいたら、袋は自分で詰めるのでと伝えて、お会計を先にお願いします。そして店員さんにお会計をしてもらってる間に袋に商品を詰めます。
「急いでいる」と態度や言葉に出してしまう人ほど、早くなる工夫がありません(笑)
小馬鹿にしているように聞こえてしまうかもしれませんが、だから「急ぐ」羽目になっているんだろうなと感じます(すみません小馬鹿にしていますw)
この他にも、様々な厄介や変だと感じるお客はちらほらいました。
コンビニのレジ応対について内容やコツを記載した記事があります。ぜひこちらも合わせてご覧下さい。
②品出し/納品:ハンパじゃない量の商品搬入
続いて筆者がこれまでコンビニの業務にあたり「大変」「しんどい」と感じたことは商品量の多い納品の品出しです。
これはお店の規模によってかなり変わってきますが、私がこれまで大変だったなーと感じる納品作業は飲料ケース100個以上です。
夏場は飲料ケースの納品が大変
これを聞いてなんのこと?と思われる方もいると思うので簡単にご説明すると500mlのペットボトルの飲料の入った段ボールの品出しです。
500mlのペットボトルの場合ほとんどは24本が1つの段ボールに入っています。これを1ケースとします。
なので単純計算ですが
100ケース×24本 = 合計2400本
このペットボトルを商品棚に陳列したり、在庫の仕分けをしたりします。100ケース以上の中には1Lのペットボトルのケース(12本入り)だったり2Lのペットボトルのケース(6本入り)もあるので、かなりざっくりとした計算です。
コンビニのペットボトルの冷蔵庫ありますよね。あれっていつもお客側で見てる方の裏から補充ができるようになっているんです。
そこはそんなに広くはないんですよね。100ケースくらいになると段ボールだけで埋まってしまい、人が入って作業ができなくなるので何ケースくらいを冷蔵庫の中に入れて、あとはその冷蔵庫の外側でなど搬入業者さんと連携します。
そして全て店舗に搬入されたらその品出しを行なっていくのですが
3時間〜4時間くらいずっとペットボトルを触ることになります。
薄暗く寒くて(10℃以下)そんなに広くない冷蔵庫の中で・・・
重さが1ケース単純計算12kgでそれを持ち上げて下ろしてを繰り返します。
コンビニの仕事の中で1番の重労働です。
これもそんなに毎回ではないので良いのですが、夏場はお店によっては毎日100ケース、それ以上納品のある店舗さんもあります。
しかもこの飲料の納品だけでなく、コンビニには毎日お弁当やおにぎりなど様々な商品の納品があります。
なので、シフトによっては1日中品出しをして終わる。なんて日もあります。
コンビニの品出しや納品について詳しく記載した記事があります。ぜひ合わせてご覧下さい。
③清掃:汚物処理
突然ですが、ここからはものすごく汚い話が出てきます。気分を害される場合もあるかもしれないので、ご注意くださいm(_ _)m
コンビニにはトイレがあります。お客様もスタッフも使います。そして毎日店舗スタッフが数回清掃をおこないます。
これも10年ほどコンビニで働いていて実際にあった体験談なのですが、用を足す際に自店のトイレに入った際に驚きの光景に遭遇します。
◯◯◯まみれです。
あまりにも汚いので全て◯で伏せます(笑)
駅や公園のトイレでたまに見かけることはありましたが、本当に数回です。
これまで目撃した◯◯◯まみれのトイレの中でもかなりの”まみれ”感を放っていて衝撃的でした(笑)
トイレ清掃の際に多少便器についているとか、あとは嘔吐物がということありますがこの◯◯◯まみれは
便座、便器、床、壁
と全てに付いていました・・・
さすがに天井には付いていませんでしたw(天井に付いていたら浦安鉄筋家族の国会議員が来たのかと察しますww)
これを私は清掃したのですが、たったひとつのトイレの掃除に約1時間かかりました・・
面積で言ったら1帖くらいですよね。それを1時間・・・壮絶な戦いでした。。。
最後に
ここまで筆者の経験を元にコンビニでの大変だった仕事の内容をご紹介してきたのですが、いかがでしたでしょうか。
ざっくりと「大変」や「きつい」と感じたことをご紹介いたしましたが、こんなものは氷山の一角です(笑)
今となっては笑い話になることが多いですが、そんなくすっと笑えることもあれば、本気で萎えるもの、これはコンビニだけではなく色々なお仕事で言えるこだと感じますが楽な仕事なんてないということですよね(笑)
こうして紹介しているとコンビニで働くとへんなことばかり起きそうと感じてしまう方もいるかもしれませんが今回ご紹介したことはそんなに頻繁に起きることではありません。
こんなことが毎回シフトに入るたびに起きたらそれは「大変」です(笑)
なので今回ご紹介した内容は本当にほんの一部のことでコンビニでの業務は基本平和で、やりがいや楽しみもあります。
ぜひコンビニでのバイトやパートを検討中の方がいらしたら、時間の面で融通が利いたり、近場にあれば通勤がしやすいというようなメリットもあるのでコンビニバイトはおすすめです。
色々な人がお店に来店されますので、少しはいい人生経験にもなるかと思いますし、人間観察が好きな人にはとてもおすすめです(笑)