現在社会人の方でも、学生時代や浪人中、子供が生まれてからのちょっとした期間、フリーター時代にとこれまでコンビニでバイト・パートしたことある方って案外多いですよね。
今回はそんなコンビニでバイト/パートをする際の履歴書の書き方や内容についてをコンビニ勤務歴約10年、これまで約50名ほどの面接や教育を行ってきた筆者がご紹介いたします。
コンビニのバイト/パートの面接に履歴書は必要?不要?
そもそもコンビニでバイト/パートをしようと考えた時に履歴書は
- 必要なのか
- 不要なのか
今の時点ではわかりません。コンビニでバイト/パートの際は履歴書を作成する前にまず勤務地やお給料となる時給などの条件を見て働きたいと考える店舗にアルバイトの応募をします。
履歴書が必要か不要か、さらに履歴書が必要な場合、履歴書用紙のサイズや志望動機を必ず明記してほしいなどの指定がある場合もあります。
これは電話やインターネットのwebサイトやアプリで募集内容の掲載を見てみないとわかりません。
コンビニのバイトを応募する際のアプリや応募方法は以下の記事をご覧ください。
履歴書が必要な場合写真が必要
私がこれまで約50名ほどの面接をおこなった経験では履歴書は必ずお持ちいただいていました。
履歴書について何か指定していたことは写真付きの履歴書でお願いしておりました。
履歴書に写真付きって当たり前じゃないの?とお考えになる方もいると思いますが、意外と写真が貼っていない履歴書をお持ちになる方もいたので、必ず「”写真付きの”履歴書」と少し念を押してお伝えしておりました。
現在はコンビニで証明写真を印刷することもできますので、簡単にしかも安く証明写真を撮ることができます。
履歴書が不要な場合
現在は履歴書が不要で面接を行える店舗もあるようです。
↑タウンワークでコンビニアルバイト募集の条件の画像
この履歴書が不要ということは実質面接時の持ち物は無しというかたちになるかと考えられます。
最近では単発での派遣バイトの際にも履歴書が不要ということもあります。
履歴書の書き方
コンビニでバイト/パートをする際の履歴書の書き方ですが基本となる書き方や履歴書の作成方法はマイナビやリクルート(リクナビ)のサイトをご確認ください。
コツや自己PR
ではここからは実際にコンビニのバイト/パートの際に用意する履歴書の書き方とコツを5つ、これまでコンビニでバイトの面接を行っていた筆者の視点でご紹介いたします。
履歴書のコツ①:学歴や職歴について
一般的な履歴書の画像なのですが履歴書は左側に学歴や職歴の記載欄があります。
この欄を書くにあたって少し書きづらい部分がある方もいるかもしれませんが、時系列の辻褄が合わず、かえっておかしくなってしまうこともあるので、できるだけ本当のことを記載しましょう。
高卒や中卒の場合
学歴で気になる方がいるとすると最終学歴が高卒や中卒ということがあげられると思います。
そのことを書いて採用や不採用に響くことはほとんどないと考えられます。
私も実際に面接をいくつか行っていた中で見ていたところはその人の”人柄”です。
コンビニの業務内容はレジが基本です。レジはお客様と接します。コンビニはいわば接客業です。
なので、やはり人と接したときにどういう方なのかなということを1番重要視させていただいていました。
面接といっても短い時間ではありますが、その人の明るさだったり、自然に出る笑顔だったりを見ている面接担当者は多いと思うので学歴は気にせず、ありのままを記載しましょう。
ちょっとわかりづらい会社名や職業
職歴でこれ書いた方がいいのかな?と考える場合あげられるのは
期間が短かった仕事
聞かれると説明が面倒な仕事
など、あるかと思います。
期間が短かった仕事に関してはコンビニの仕事に生かせる内容であれば記載したほうが良いですが、そうでなければ書かなくてもいいと感じます。(例えば短期でスーパーでレジ打ちの経験ありとか)
もうひとつ聞かれると説明が面倒な仕事というのが、実際にあったのですが40代・50代・60代の方の面接では、やはり職歴にこれまでお勤めになった会社名を記載していただいて履歴書をお持ちになっていただくのですがとにかく会社名が多い方がいます。
大変失礼な話なのですが、存じ上げていない会社の記載が多いと、書いてあるからにはこちらも伺いたくなってしまいます。
このご時世、これも大変失礼ですが人は見かけで判断できません。その履歴書に記載されている会社がもしかしたら悪徳な不動産の営業や買取業者のように危ない会社だったかもしれません。
なので私は面接の際に、存じ上げていない会社名の記載が多くても全てどんなお仕事の内容だったか伺っていました。
ここでお伝えしたいことは履歴書に書いてあることは全部面接時に聞かれる可能性があるということです。
そのため、職歴が多い場合でもすべて説明できる自信があるものを記載し、すぐに辞めてしまった仕事などは記載しなくても良いです。
履歴書のコツ②:志望動機/応募理由
筆者がこれまでコンビニエンスストアで面接を行っていた際の面接の時間は15分~30分くらいでした。
この中で聞いていたことは先ほどあげた学歴や職歴を見てのことや住所などで勤務地との距離のことなどです。
そんな履歴書の内容でやはり特に気になるのが志望動機や応募理由です。
なぜ気になるかというとぶっちゃけバイトやパートをする場所ってけっこう多いと思うんですよ。
コンビニに限らず、飲食店やスーパー、仕分けのお仕事など。バイト/パートを検討する際ってなんだかんだ色々な募集を見かけますよね。
その中でなぜうち(自分のお店)を選んだのか
これがやっぱり気になります。同じ内容を実際に面接の際には必ずお伺いしていました。
この志望動機で面接の際の話が盛り上がることもあります(笑)
例えば志望動機に
貴店の明るい接客やスタッフさんの雰囲気を拝見して、ぜひこちらでお仕事がしたいと思ったからです。
なんて書いてあったら、これだけでもお店側は素直にうれしいです。まずちゃんと下調べを兼ねて見に来てくれてたんだ。と感じます。
わざわざ下調べというか下見というか、実際に採用されれば自分が働くことになるかもしれない環境を見に来てるって、それだけで熱意が少しあるのかなと感じます。
なのでこの履歴書の志望動機を書くにあたって面接に行く店舗の下見をするということは履歴書を書くにあたっても、今後働く可能性があると考えた場合もおすすめできます。
履歴書のコツ③:勤務希望の時間帯や曜日は明確に
続いて履歴書の中で勤務の希望時間帯や曜日を書く欄がありますので、必ずそちらには自分が考えている希望のシフトの時間や曜日を明確に記載しましょう。
面接に”受かりたいから”や”落ちたくないから”という理由で少し無理に記載したほうがいいのかなと考える方もいるかもしれませんがありのままを明確に書いていただいて大丈夫です。
やはりできないことは記載しないほうが良いです。
面接の際に具体的に毎週何曜日の何時から何時というようにシフトの話をすることは十分考えられます。
自分が実際に”ここで働く”ということを考えて勤務希望の時間帯や曜日、平日のみの希望とか土日のみの希望とか、あとは年末年始は帰省するため必ず休みにしてほしいなどのシフトに関する希望事項を記載しましょう。
採用してみてから履歴書に記載されていた希望のシフトの時間がすぐに変更になったりすると少し印象が良くないです。
理由がある場合は仕方ないと感じますが、採用して一月後に学校の授業が変更になり、希望していた時間での勤務ができず、土日だけの勤務にしてほしいなどの話を受けたことがあります。
正直それって事前にわからなかったの?と感じてしまいます。
あとは希望の時間帯や曜日も大事なのですがシフトには何時間入って週に何回入って月収で月にいくらのお給料を希望するということを記載していてもかまいません。
子供が塾や予備校に通うことになり月で必ず3万円は稼ぎたいので。など理由があると尚よいと感じます。
履歴書のコツ④:コンビニ経験がある場合は必ず記載しよう
以前コンビニで勤務されていた方は履歴書の中に必ずその経験についてのことを志望動機でも職歴欄に記載しましょう。
やはり経験者は研修など今後のことを考えるとやっぱり教えるのが楽です。
なんか研修とか教えることが楽とか大変とか考えられてるのかと捉えられると恐縮なのですがぶっちゃけ考えています(笑)
そしてこのコンビニでの経験はどこのチェーンでも構いません。
これもぶっちゃけセブンイレブンもファミリーマートもローソンも仕事の内容や業務内容はそれほど変わりはありません。
コンビニの主な業務内容について記載した記事があります。
なのでコンビニ経験がある場合はぜひとも履歴書に記載しましょう。面接に比較的受かりやすくなると考えられます。
※コンビニは初めての未経験の方でも多く採用されている実績がありますので、経験のない方もご安心ください。
履歴書のコツ⑤:その他のPRポイント
コンビニバイトの履歴書のコツとして最後にお伝えしたいのが、上記でご紹介した以外のその他のことになるのですが
- 語学
- 明るさ(コミュ力)
になるかと考えます。
英語や中国語は強みになる
まず、語学は日本語以外の外国語です。英語や中国語が話せる人は都心のコンビニでは重宝されると感じます。
なぜなら、単純に外国人のお客様の来店が多いからです。
以前、都心のコンビニで勤務をしていた際に、バスツアーの寄り道がてら中国の方が団体で来店されました。
今ほど外国語での案内板などが少なく何か質問された場合、ボディーランゲージのみで対応するしかないと覚悟していました(笑)
幸い、コンビニの使い方をよくご存じの団体様でスムーズにお買い物をしていただきました。
しかし現在でも、駅や都心の道で言葉や表記がわからなくて困っている外国人の方を見かけます。
そういった際に英語や中国語の理解できるスタッフさんがいるととても助かります。
明るさ(コミュ力)
アルバイトは15歳からです。最低でも15年生きてきて自分は明るい性格だとかコミュ力が高いほうだと感じる場合は履歴書に記載しましょう。
先ほども触れたようにコンビニのお仕事はお客様に接するいわば接客業です。
なので明るい性格やコミュ力が高いということは評価されると考えられます。
↑私が最近明るいの代名詞と感じているフワちゃん(笑)
履歴書に記載できる”明るい”の基準はフワちゃんです(←ウソですw)
履歴書は必ず封筒に入れよう
履歴書の書き方のコツではありませんが、上記ご紹介した内容など踏まえて、せっかく作成した履歴書なので面接の際に面接担当者にその履歴書をどう渡すかも考えてみましょう。
ここでポイントなのですが必ず履歴書は封筒に入れて渡しましょう。
そして封筒の裏面には名前と住所、電話番号の記載をしましょう。面接で面接担当者に手渡しするので表面は書かなくてOKです。
コンビニや文具店で売っている封筒と履歴書がセットになったものがあるのでその中に入っている封筒で良いです。
これまで筆者は実際に面接の際にリュックから封筒にも何も入っていない履歴書をそのまま取り出してそのまま手渡してきた大学生の方やクリアファイルに履歴書を入れていて、クリアファイルから出して渡した高校生の方など色々見てきました。
履歴書を封筒に入れていなかったということが理由で面接に落ちるということも考えにくいですが、コンビニは全国に約50,000店ありその店舗ごとに責任者の方や面接の担当者がいます。
中にはものすごく厳しい方もいます。「コンビニの面接」「バイトの面接」と少し甘く考えている方がいたら、この面接の際に履歴書を封筒に入れて渡す。ということは覚えていただけると嬉しいです。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンで販売している履歴書の内容をまとめた記事があります。ぜひ、合わせてご覧ください。
https://convenienterprise.com/conveni/resume/
最後に
ここまで、コンビニでバイト/パートの際に用意する履歴書の内容についてご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。
コンビニでのバイトについて調べてみると
「大変」
「しんどい」
などネガティブな感想や口コミを見かけることもあります。
大変でしんどいこともありますが、楽しさややりがいを感じてお仕事に取り組んでくれていたスタッフさんもこれまでたくさんいました。
お客様にただ商品を販売するだけでなく、お客様から感謝して頂けるお仕事です。
そして店舗数も多いことから自宅の近くで勤務ができたり、24時間営業で働く時間が選びやすいなどメリットも多くあります。
そんなコンビニでバイト/パートをご検討の方にはぜひ、私はおすすめいたします。