「はやかけん」は実はSuicaやPASMOと同じ交通系電子マネーの一種です。
そしてはやかけんはコンビニでSuicaやPASMOと同じように利用することができるんです。
今回はそんなコンビニで交通系電子マネーのはやかけんが使える場所と実際の使い方やチャージ方法をご紹介いたします。
はやかけんとは
おそらくこの記事を読んでいただいているのは、はやかけんのコンビニ利用について検索して訪れてくれていると考えられるので、主に福岡など九州の方が多いかもしれませんが一応はやかけんについてご紹介いたします。
●はやかけんとは
はやかけんが使えるコンビニ一覧
そんな愛知県を中心に展開されているはやかけんですが、なんと全国のコンビニエンスストアでご利用いただけます。
↑ のマークが目印でこのマークがコンビニエンスストアに掲示されていればはやかけんをお使いいただくことが可能です。
そんなはやかけんが使える(支払い・チャージ)コンビニ一覧は以下のようになります。
- セブンイレブン
- ファミリーマート
- ローソン
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- ポプラ
- ニューデイズ
- セイコーマート
上記以外にも駅の構内にあるコンビニや地方のコンビニでもはやかけんを利用・チャージすることは可能です。
このコンビニ8チェーンでなんと全国に50,000店舗以上あるので、福岡県をメインに展開されているはやかけんもコンビニであれば全国でご利用可能です。
※一部店舗や個人経営の商店のようなコンビニでははやかけんの利用・チャージはできない場合があります。
コンビニでのはやかけんの使い方/支払い方法
コンビニで実際にはやかけんを使って商品の購入の際の使い方をご紹介いたします。かんたんに説明すると
タッチするだけ
となります。駅やバスで使うように「ピピッ」とタッチすればそれで支払い完了です。流れをまとめると以下のようになります。
- 店内で購入したい商品を選ぶ
- レジにて会計をしてもらう
- 店員さんに支払いははやかけんでと伝える
- 専用の決済端末にはやかけんをタッチする
いわば、これまで現金でコンビニで買い物していた場合、店員さんにお会計金額を伝えられた際に「はやかけんで払います」と伝えればOKです。
関東や東北でのコンビニでのはやかけんの呼称について
筆者は関東で約10年近く、コンビニで勤務をしていました。はやかけんの呼称、呼び方についてなのですが、もしかしたら関東や東北のコンビニで使う場合は「はやかけんで」というより「交通系で」と言った方が良いかもしれません。
筆者も経験があるのですが聞きなじみのない電子マネーの名前が聞こえてきて、一瞬焦ることがありました(笑)
コンビニには学生から高齢の方まで様々な年齢層の方が働いていますので、確実に”伝える”ということを考えたら、関東などのコンビニではやかけんを使う際は「交通系で」と言った方が良いかもしれません。
はやかけんで購入できないもの
コンビニではやかけんを使って便利に買い物をすることができるのですが、コンビニで取り扱いのある商品・サービス全てをはやかけんで支払うことはできません。
タバコやお酒の購入ははやかけんを利用してできるのですが、インターネットで買い物をした代金の支払いや公共料金の支払いをコンビニでする際にははやかけんはご利用いただけません。
コンビニではやかけんを使って購入できない商品やサービスは以下のようになります。
セブンイレブンではやかけんを使って購入できない商品やサービス
- セブンネットショッピング以外のインターネットショッピング商品店頭受取り時の店頭払い
- インターネット代金収納(宅配商品のコンビニ前払い含む)
- 公共料金等の収納代行
- マルチコピー機でのサービス
- 切手・印紙・ハガキ・年賀ハガキ
- クオ・カード
- テレホンカード
- プリペイドカード
- プリペイド携帯カード
- ビール券・酒クーポン券
- 映画券・前売券
- 地区指定ゴミ袋・ゴミ処理券
- 他金券等に準ずるもの
- nanacoカード発行手数料
- 各種電子マネーへの現金チャージ
(セブンイレブン公式サイト調べ)
ファミリーマートではやかけんを使って購入できない商品やサービス
- 公共料金等の各種代金お支払い
- Famiポート取扱い商品・サービス
- プリペイドカード類(POSAカード、QUOカード、テレホンカード等)
- 宅急便・宅急便コンパクト送料
- 切手・はがき・印紙類
- ゴミ処理券等の金券類
- 一部の自治体指定ごみ袋
- 電子マネーチャージ
- コピー、FAX
(ファミリーマート公式サイト調べ)
ローソンではやかけんを使って購入できない商品やサービス
- 公共料金・収納代行票支払い
- 一部のLoppi取次サービス
- 切手・ハガキ・印紙
- テレホンカード類
- バスカード・各種乗車券・回数券
- QUOカード
- 各種商品券
(ローソン公式サイト調べ)
コンビニでのはやかけんのチャージ方法
コンビニでのはやかけんのチャージ方法なのですが、これも商品購入の際、同様とてもかんたんにチャージすることができます。
- レジにて店員さんにはやかけんチャージをお願いします
- レジ画面に金額が表示されるのでチャージ希望金額を選択します
- 選択したチャージ金額をお会計します
- 専用の決済端末にはやかけんをタッチしてチャージ完了
という流れになります。レジで店員さんには「はやかけんのチャージをお願いします。」と、申し出れば対応してくれます。
はやかけんのチャージ上限額/限度額
はやかけんにはチャージの上限額があって、そもそもはやかけんの中にお金を2万円までしか入れておくことができません。コンビニで2万円のチャージのボタンはありませんがはやかけんの残高が2万円まではコンビニでもチャージが可能です。
はやかけんチャージ金額は最低1,000円から
レジ画面にてチャージ希望金額を選択する際ですが
コンビニでのはやかけんチャージは1,000円からとなります。
1,000円以下の100円、10円単位のチャージはできないのでご了承ください。
主要なコンビニ、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンでのチャージ希望金額の選択ボタンは
[5,000円]・[10,000円]
となります。この中から希望のチャージ金額を選択しましょう。
2,000円のボタンがない場合
これはコンビニのチャージあるあるかもしれませんが
コンビニのチャージに2,000円のボタンがないことがあります。
なのではやかけんのチャージ画面に出てこない金額のチャージは複数回チャージをして希望金額分チャージするという方法になってしまいます。
例えば2,000円のチャージを希望であれば1,000円のチャージを2回行います。上記でご紹介したチャージ手順を2回行えばいいだけなので、少し面倒に感じるかもしれませんが、2回チャージをおこなっても時間にしたら1分以内で完了します。
現在ファミリーマートでは[2,000円]のボタンが無いことを確認しています(2021/05調べ)
コンビニでのはやかけんチャージは現金のみ
あとご注意いただきたいのがコンビニでのはやかけんチャージは現金のみということです。はやかけんに限らず電子マネーのレジでのチャージは現金のみになりますのでご注意ください。
セブンイレブンならATMではやかけんのチャージが可能
はやかけんのチャージ方法ですが、実はレジでのチャージ以外にセブンイレブンなら店内設置のATMからもはやかけんのチャージが可能なんです。
セブンイレブンに設置されている「セブン銀行」のATMならセルフではやかけんにチャージすることが可能。レジに並ぶこともなく素早くチャージすることができます。
セブンイレブンの「セブン銀行」ATMの画面で[電子マネーチャージ]のボタンを選択するとATMの入金口が開くのでそこにチャージ希望金額を入れるとチャージされます。
もちろんATMからのチャージも手数料はかかりません。
はやかけんの残高確認だけも可能
コンビニでは、はやかけんの残高確認も可能です。これもレジとセブンイレブンであればATMでも残高確認が可能です。
やはりカードで残高が分からなくなる時があるので買い物をする前などに残高の確認ができるのは助かりますね♪
コンビニの買い物ではやかけんポイントは貯まらない
はやかけんには乗車時にポイントが貯まるポイントサービスがありますが、これは鉄道やバスを利用した際に貯まるポイントで、コンビニの買い物の際は貯まりません。
なお貯まったポイントをはやかけん内にチャージしたものは、はやかけん残高としてコンビニの買い物の際に使うことができます。
ICカードをお使いの方におすすめの商品
その他のICカードに関する情報
最後に
ここまでコンビニではやかけんを使う際の使い方やチャージ方法についてご紹介してまいりました。福岡県がメインに展開されている交通系ICカードですが全国50,000店以上のコンビニで利用可能なのはとても嬉しいですね。
キャッシュレス決済という言葉よく聞くようになりましたが、このはやかけんももちろんキャッシュレスの一員です。
この記事を読んだ機会にコンビニではやかけんを使ってお得に便利に買い物をしてみてはいかがでしょうか。