学生時代や浪人中、子供が生まれてからのちょっとした期間、フリーター時代にとこれまでコンビニでバイト・パートしたことある方って案外多いですよね。
今回はそんなコンビニバイトの際の”服装”についてをコンビニ勤務歴約10年、これまで約50名ほどの面接や教育を行ってきた私もとてんちょーが服装だけでなく髪型や髭、どんな靴を履けばいい?など男性の場合で考えてご紹介いたします。
※このコンビニバイト時の服装や髪型についてはお店によって〇〇はいいけど●●はダメのような取り決めもあるので記事を読みながら一緒に考えていただけると幸いです。
コンビニでバイトの際の服装や髪型【男性編】
まず服装についてですが、皆さんもコンビニに行ったときに見かけていると思うのですが
セブンイレブンやファミリーマート、ローソン、ミニストップなどコンビニ各社には制服・ユニフォームがあります。
コンビニのバイトで勤務中の服装の原則としてその制服・ユニフォームを着用します。大方ユニフォームはお店側から貸与されます。
↑セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの制服まとめ
上から羽織って着ることができファスナーでかんたんに前が閉められ、基本的にワイシャツ、ネクタイの着用もしなくて良くなっています。
結局のところオーナーさんや店長さんの方針で決まる
ここで一旦お伝えしたいのですが、今回この記事でご紹介するコンビニのアルバイトの際の服装や髪型については
すべてお店によって異なります。
セブンイレブンとファミリーマートで異なるというようなことでもあるんですが、コンビニ店舗にはそれぞれ”オーナー”や店長、マネージャーがいてその人たちの方針によって
例えば同じセブンイレブンでも
- A店では髪色を茶髪にするのはいいけど
- B店では髪色を茶髪にするのはダメ
というようにセブンイレブンの本部ではこのくらいの色の茶髪はいいですよ。と定められていても、その店舗の責任者などの方針により服装や髪色などが決められていることがあります。
コンビニの店員さんの服装や髪型のイメージ/あるある
そんなコンビニでバイトの際の服装や髪型、髪色ですが
皆さんコンビニの店員さんの服装などどんな印象を持たれていますか?
私はコンビニを辞めるまでそんなに何十店舗も他のコンビニに行かなかったので、そんなに派手なイメージはありませんでしたし、自分が勤めていた店舗の服装などの取り決めもそこまで厳しいものと感じていませんでした。
が、しかしコンビニを辞めて都心を含めた色々なコンビニに立ち寄る機会が増えて思ったのがけっこう見た目が遊んでる店員さんいるなと(笑)
これ、はじめは都心だからか。とも思っていたのですが、そうでもない感じでした。ちょっとした住宅街の店舗や少し田舎の大きいロードサイド店舗などでも見かけることがありました。
そんな私が”見た目が遊んでいる”と感じた店員さんの例をご紹介いたします。
- 金髪を通り越したピンクや紫の髪色
- 手にタトゥー
- パンツがジャージ
- 靴が派手なスニーカー
というようなものでした。近年外国人の労働者の方も増えて、外国人の方なのかなと思っていたのですが、全員日本人でした。
私も店長として店舗責任者を務めている際は、あまり服装や髪色などについては厳しいことは言いたくありませんでした。
先ほど少し触れましたが、外国人の方もどんどん働くようになってきている中で金髪はダメ、ツーブロックはダメって言えないですよね。
というかなんかそういうことが少し古臭いと考えてしまうところがあったので髪型や髪色についてはそんなに厳しくしていなかったと感じています。
が、しかし。ピンクや紫の髪色はさすがにNGにしていたかなと感じます(笑)
金髪はそれこそ外国人の方のことを考えると生まれつき金髪の人がいますよね。でも生まれつき髪色がピンクや紫の人っていないですよね。
これもきっと大学生やおしゃれ好きな方からするそんな考え方「ダサッ」と言われてしまうかもしれませんが、コンビニでのアルバイトはお客様と接します。
食品も扱っていて衛生的なことにも気を配らねばいけない中で、汚いとかそういうことではなくて不快に思うお客様もいらっしゃるんではないかと。
この記事の冒頭で”読みながら一緒に考えていただけると”記載したのですが、まさにこういったところでこの髪色がピンクや紫なのっておそらく、コンビニエンスストアの本部的にはNGなんですよ。
それがオーナーさんや店長さんがOKにしているから私がそういった店員さんを見かけたってことですよね。だから髪色なんてなんでもいい。としている店舗さんもあるのかなと感じられます。
このコンビニバイトの服装や髪型をご紹介する中で答えが明確でないとご紹介しづらい部分もあるので服装や髪色について筆者が実際に約10年守っていた身だしなみについて定めていたルールをご紹介いたします。
髪型や髪色、髭についてのルール
筆者が実際にコンビニエンスストアで勤務をしていた際の男性スタッフへお願いしていた髪型や髭、装飾品についてのルールになりますので、これからコンビニでのアルバイトを検討している方のご参考になればと、ご紹介いたします。
髪型や茶髪など髪色について
はじめに申し上げると髪型や髪色についてそこまで厳しいルールをお願いしていたと思っていませんでした。髪型で言うと
- 強めのパーマ
- ドレッド
- ツーブロック
色んな髪型の男性店員の方がいましたが、とくに「これはダメです」ということはなかったです。というか髪型に何か決まりをつけるって学校じゃないんだから(笑)と思います。
髪色に関しては少しお願いしていまして、私の表現が伝わりにくいかもしれませんが金髪は金髪でもアッシュっぽい金髪はOKにしていました。
あの、ちょっと言ったら何なんですが品のない金髪ってあるじゃないです。真っ金々の。
あれは遠慮していただいていました。
なので一応、茶髪から薄めの金髪までOKというかたちにしていて、やはりそれ以外の赤や青、ピンクや紫といった色はご遠慮していただいていました。
コンビニでアルバイトをご検討中の方は髪色は茶髪までOK
というイメージを持ってい頂ければと思います。
あとはワックスなどの整髪料でにおいがきついのはやめた方がいいです。
髭について
髭はNGです。必ず剃っていただくようお願いしていました。
理由はやはり食品を扱うことから衛生面からと見た目も良くないですよね。
服装、靴についてのルール
次に、筆者が実際にコンビニエンスストアで勤務をしていた際の服装や装飾品についてお願いをしていたルールになります。これからコンビニでのアルバイトを検討している方のご参考になればと、ご紹介いたします。
ユニフォームの下にパーカー
服装は先ほどご紹介したように上は制服・ユニフォームを着用します。
これだけで良いと考えられますが、そのユニフォームの下にフードのついたパーカーを着込みたいという声を受けたことがあります。
これは基本的には無し、認めていませんでした。
コンビニのペットボトルの入っている冷蔵の棚のイメージつくでしょうか?
あれって巨大な冷蔵庫のようになっていって、私たちが目にしている売り場側の裏から補充できるように入れるんですね。
そのペットボトルの補充の際に、冷蔵庫の中(ウォークイン)が寒いのでユニフォームの下にパーカーを着込みたくなる気持ちはすごくわかるのですが、フードは見えている状態は良くないのでNGとしていました。
単純にフードは必要ないからです。
スウェット、トレーナーのようにフードのついていないものであれば、ユニフォームの中に着込むのはOKとしていました。
タートルネックのインナー
インナーについて触れたのでフードのついたパーカーの他にユニフォームの下から見えてしまうのがタートルネックのインナーです。
これは本部の定める勤務中の服装のガイドライン的にはNGにあたるのですが
かなり微妙なところでOKにしていました。
女性でいらしたのですが、やはり冬は冷えますよね。全員が全員タートルネックのインナーではなかったのでダメです。というようにはしていませんでした。
おすすめのインナー
ユニフォームの中に着込むものについて触れたので、ここで少しユニフォームの中に着るインナーで私が実際に着ていたものをおすすめとしてご紹介いたします。
コンビニのユニフォームの下に着るインナーのおすすめはズバリ!
ユニクロおよびG.Uの製品です。
- 寒い時期であればヒートテックの長袖(9分袖)を一枚
- 暑い時期であれば綿やポリエステルの半袖を一枚
地域の気候にもよるとは思いますが、これだけでうまく温度調整ができていました。
というのもコンビニの店舗内は空調で温度管理されているため
冬場なら暖房
夏場なら冷房
が、必ずついています(当たり前ですよねw)
そしてコンビニのお仕事というとレジ応対・レジ打ちがほとんどで、あまり動かないかとも思われますが、品出しや清掃で動くこともなかなか多いです。
そのため人にもよりますが、例えばヒートテック一枚着て上にスウェットを着てユニフォームを着ると暑すぎるんですね。
お伝えしたいことは意外とコンビニのバイトは動くことも多いですよということです。(あれ、おすすめのインナーじゃ・・・)
コンビニのバイトでの仕事内容や業務内容をまとめた記事がありますのでぜひ、こちらも合わせてご覧ください。
スウェットやジャージ
続いて上から下に行きます。下はまずパンツからです。
パンツは基本的にチノパンやスキニーパンツ、スラックスでお願いしていました。あとはコーデュロイ素材のパンツとか。
ジーンズ/ジーパンや穴の開いたダメージのあるパンツはご遠慮いただいていました。
それが私が見かけたコンビニ店員さんでいらしたのが
- グレーのスウェット
- アディダスのジャージ
を履いている店員さんです。
↑こんなやつです。
これは本部的にもお店的にもほとんどがNGです(笑)
これを勤務中に着用しているというお店はコンビニではほとんどないかと考えられます。
私が見かけたのはたまたま責任者の方が不在だったか学校などの帰りにバイトでそれしかなかったなどのことがことが理由として挙げられます。
責任者が不在だからというのは考えすぎかもしれませんが、意外と店長やマネージャーがいないし、ばれなければいいかというスタッフがいることもあります・・・
なんでスウェットやジャージがダメなの?と思う方もいるかもしれません。
おそらく、動きやすいからなどの理由もあって着用しているんでしょうが逆にスウェットやジャージの店員さんっています?と、自問自答してください。
コンビニ以外でのシーンをご想像ください。
スターバックスにコーヒーを買いに行ったり、ガストでご飯を食べに行ったり、友達と土間土間にお酒を飲みに行ったとき。(有名なチェーン店を並べてみました)
スウェットやジャージの店員さんっています?(2回目)
私は見かけたことがありません。
もし見かけたらちょっとおかしいお店なのかなと頭をよぎります・・・
実際、コンビニで見かけてしまったことが残念です。
なのでコンビニでアルバイトする際のパンツは基本的にチノパンやスキニーパンツ、スラックスだと思っておいてください。
派手なスニーカーやクロックス/サンダル
次に靴です。
靴は基本的にスニーカーや運動靴と呼ばれるような動きやすい靴で色は“派手でなければ”
と、お願いしていました。
↑こんな感じのごく普通のスニーカーであれば何でもいいとお願いしていました。
これまで私が勤務をしていて靴に関してもスタッフさんに注意をするような、派手な靴を履いてきた人はいなかったと記憶しています。
ちなみにクロックスやサンダル、底の厚いブーツはNGにしていました。理由は転倒の恐れがあるからです。
しかし、これも私が実際に見かけたコンビニ店員さんでいたのが真っ赤なエアマックスやまっ黄色のエアマックスを履いている店員さんです。
↑こんなやつです。なんかどっちもエアマックスだったか定かではないんですが派手なスニーカーといったらエアマックスかなと(笑)
これも実際に履いて勤務している方を見かけましたが基本はNGだと思ってください。
基本的に派手な色や装飾のないスニーカーや運動靴とお考え下さい。
ピアスや時計など装飾品についてのルール
続いては装飾品について実際に店舗運営の際にお願いをしていたルールなのですが基本的にすべてNGとお考え下さい。
ピアスやネックレス、指輪(結婚指輪)、腕時計などすべて勤務中は身に着けないようお願いをしていました。
ネックレスはユニフォームで見えないので、実質可となりますが。
ピアス、指輪や腕時計がNGな理由はやはり食品を扱うからです。包装されているお弁当などだけならいい気もするんですが、揚げ物やおでんなどかんたんな調理を伴うこともありますので、身に着けることはご遠慮いただいていました。
その他:マスクやメガネ、タトゥー、香水などについて
その他、装飾品ではありませんがマスクやメガネ、香水についてもご紹介いたします。
マスクについて
まず、マスクについてですが、お客様の前でマスクをしているのは失礼ではないかとお考えになる方もいると考えられます。しかし現代社会においてマスクは
花粉症や風邪、インフルエンザなど感染症の予防のため着用しなければいけない機会が増えています。なので体調管理の面からもマスクの着用はOKです。
しかし注意していただきたいのが、マスクの色なんですが白や薄いピンク、青のものが良いと感じます。
最近よく見かける、外国人の方などが着けている黒いマスク
↑これはやめたほうがいいです。私ならこれは遠慮してもらいます(笑)
調べると炭が配合されていて消臭効果が高いとかそれなりに黒い意味はあるようですが、なんせインパクトが強い気が・・・
メガネ、アイウェアについて
メガネはもちろんかけてOKです。ですが、伊達メガネのようなオシャレで着ける、レンズにちょっと色が入っていたりクリアレンズでも反射のあるもの
↑こういうやつですね。
こういったメガネはおすすめしません。ブルーライトカットの理由や体質により仕方ない場合を除いてはご遠慮いただくことが考えられます。
タトゥーについて
タトゥーについては入れることが法律で禁じられているということでもないので入れていてもOKだと感じるのですが
やっぱり見えてるのはNGですね(笑)
我々日本人ってこういうものにあまり免疫がないじゃないですか(笑)
このタトゥーもこれまでコンビニで勤務されている方で数人お見かけしました。でも男性でなく全員女性でしたね。
女性ならいいのかということもないと思うので見えないところに入っている分にはいいと感じます。
香水やフレグランスについて
香水やフレグランスなどにおいのきついものはつけないでいただいていました。
ふわっと香る柔軟剤くらいのにおいまでが良いと考えられます。
【最後に】問題なのは人手不足?
これまでコンビニでアルバイトをする際の服装について筆者の実体験を交えながらご紹介してまいりました。いかがでしたでしょうか。
ここで改めて服装や装飾品、髪色や髭について考えたときに筆者が見かけた本来はNGでは?と感じる服装や髪色の店員さんがいたのは
もしかしたら人手不足が原因であるかもしれません。
コンビニに限らず人手不足というのは問題になっていますが、コンビニの場合24時間365日の営業ということで様々な時間の働き手を必要としています。
そういった中で服装や髪色について厳しい条件を付けていると
人が集まらないのでは?
と、感じました。
それ故、少しづつですが、外国人労働者の増加などもあり、文化というか服装や髪色、装飾品などに対する店舗側の意識も変わってきているんではないかとも感じました。
しかし、本記事の中で例にも出したのですが、スターバックスやガストなどコンビニ以外の有名チェーン店の店員さんで派手な見た目の方をあまり見かけたことがありません。
コンビニでバイトをする際にこの服装や髪色について明確な正解というものは議論が難しいかもしれません。(コンビニチェーン各社に服装や髪色についてのガイドラインはあります)
ただ、考えていただきたいのがコンビニでバイトをするということは
お客様の前に立つということです。
この大前提を考えたときに、自分はどういう服装や髪色が望ましいのか。ということを今回ご紹介した内容を含めて、お考えいただけたらとてもうれしいです。