結論、速達郵便はコンビニから出せます!
ただし、速達の受け取りはできません。
本記事では、2024年10月1日の郵便料金値上げを踏まえた、コンビニでの速達の取り扱いについてまとめました。
1.コンビニで速達郵便を出す方法
1ー1.ポストがあるコンビニかを確認する
まず、はじめに速達郵便をコンビニで送る前に確認しなければいけないことがあります。
それは速達郵便を出そうとしているコンビニが郵便に対応しているかどうかです。
コンビニでは郵便局のようにレジ(窓口)で郵便の手続きをすることができません。
そのためコンビニで速達の郵便を発送する際には、ポストが設置されている店舗でなければ速達郵便はおろか、普通郵便を出すこともできません。
つまり、下記のように考えればOKです。
1ー2.ポストはローソンかミニストップが確実
しかし、全てのコンビニにポストが設置されているかと言うとそうではありません。
ポストが設置されているコンビニは、主にローソンとミニストップになります。
コンビニで速達郵便を発送する際には、お近くのローソンもしくはミニストップを探してみてください。
その他のコンビニに郵便ポストが設置されているかの確認方法は以下の記事をご覧ください。
https://convenienterprise.com/conveni/post/
1ー3.郵便に「速達の印」をつける
コンビニで速達郵便を投函する前に、封筒やはがきに「速達とわかる印」をつけておかなければなりません。
この印をつけておかないと、普通郵便と同じように配達されてしまいます。
「速達の印」とは、封筒やはがきの右上や右下に赤い線を引くことです。
コンビニに速達封筒が売っていることもあるので、そちらを購入しても構いません。
上図のように縦長の郵便物の場合は右上に、横長の郵便物の場合は右下に赤い線を引くことで速達として郵便を出すことができます。
1ー4.必要分の切手を貼ってコンビニポストに投函する
郵便物に「速達の印」をつけたら、必要分の切手を貼ってコンビニポストに投函するだけです。
料金については次の章で詳しく説明します。
なお、コンビニの郵便ポストは郵便局よりも集荷の回数が少なかったり、午後の早い時間帯が最終集荷ということも多いです。
当日に滑り込みで投函しても、結局翌日の集荷になって速達の意味がなかった…
なんてことにならないよう、あらかじめ集荷時間を確認しておくことをおすすめします。
集荷時間については下記の記事でまとめているので参考にしてください。
https://convenienterprise.com/conveni/post/
2.コンビニから送る際の速達料金(切手代)
速達で郵便を送る際には、「郵便料金+速達料金」となります。
2024年10月1日の郵便料金値上げにより、速達にすると普通郵便料金プラス、税込み300円~690円プラスされます。
この値段の幅は郵便物の大きさ・重さによって異なり、例えば50g以下の定形郵便を速達で送るには定形郵便の110円と速達料金の290円で合計410円が必要な料金(切手代)となります。
2ー1.コンビニから速達を送る際は切手を買う必要がある
コンビニではレジで速達郵便を受け付けてもらえないため、速達を送るにはその料金分の切手を郵便物に貼って、ポストに投函する必要があります。
コンビニには切手も売っているので、窓口で手続きおよび料金の支払いができなくても、切手を買ってその場で郵便物に貼り付けてポストに投函することも可能です。
コンビニで販売している切手については以下の記事をご覧ください。
https://convenienterprise.com/conveni/stamps/
2ー2.速達料金表(2024年10月1日値上げ後の新料金対応済み)
定形郵便と定形外郵便で速達を利用した際の荷物の重さ別の料金は以下をご参照ください。
郵便形式 | 重さ | 郵便料金 | 速達料金 | 合計 | |
定形郵便 | 50gまで | 110円 | 300円 | 410円 | |
定形外郵便 | 規格内 | 50gまで | 120円 | 300円 | 420円 |
100gまで | 180円 | 300円 | 480円 | ||
150gまで | 270円 | 300円 | 570円 | ||
200gまで | 320円 | 300円 | 620円 | ||
500gまで | 510円 | 400円 | 910円 | ||
1kgまで | 750円 | 400円 | 1,150円 | ||
規格外 | 50gまで | 260円 | 300円 | 560円 | |
100gまで | 290円 | 300円 | 590円 | ||
150gまで | 390円 | 300円 | 690円 | ||
200gまで | 450円 | 300円 | 750円 | ||
500gまで | 660円 | 400円 | 1,060円 | ||
1kgまで | 920円 | 400円 | 1,320円 | ||
2kgまで | 1,350円 | 690円 | 2,040円 | ||
4kgまで | 1,750円 | 690円 | 2,670円 |
※「規格内」とは、長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内の郵便物のこと。
コンビニから速達を送る際には上記の金額分の切手を貼ったうえで、郵便物に赤い線を引いてポストに投函してください。
3.速達を送るならローソン。セブンとファミマは店舗次第
速達をコンビニで確実に送りたいなら、ローソンかミニストップを選んでください。
ローソンとミニストップは日本郵便と提携しており、店内に郵便ポストが設置されているからです。
ただし狭小店舗や施設内コンビニなど特別なタイプの店舗には設置されていないこともあるので、事前に調べておくことをおすすめします。
セブンイレブンやファミリーマートには、店内に郵便ポストの設置がないので、基本的に速達は出せないと思っておいた方がいいです。
ただし、店舗前や駐車場など、店舗外に通常の郵便ポストが設置されていれば、速達郵便を出すことができます。
その際は、上記で説明したように「速達の印」をつけることと、必要分の切手を貼ることを忘れないようにしてください。
4.コンビニで土日に速達を出しても問題なし
速達は土日でも、平日と同じように取り扱われます。
そのため、土日や祝日にコンビニで速達を出しても、通常より配達が遅れるといったことはありません。
平日よりも集荷回数が少ない、早い・遅いといったことがあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
5.速達はコンビニ受け取りできない
速達郵便は、コンビニでの受け取りはできません。
日本郵便と提携しているローソンやミニストップはもちろん、セブンイレブン、ファミリーマートなど大手のコンビニでも同様に、受け取り不可です。
不在が多いなどでどうしても家での受け取りが難しい場合、「郵便局留め」を利用する手があります。
指定の郵便局に郵便物を留め置いてもらうサービスで、無料(速達料金のみ)で利用することができます。
ただし、下記3点に注意が必要です
6.【番外編】ゆうパックやヤマトの速達は不可
コンビニでは郵便以外の発送サービスも取り扱っています。
郵便局のゆうパックや、ヤマト運輸の宅急便の発送ができますが、コンビニでの受付では速達に対応していません。
ゆうパックや宅急便で速達をご利用の際には集荷の依頼や営業所での手続きが必要です。
7.速達郵便を出される方におすすめの商品
速達郵便を出す機会が多いなら、下記のスタンプがあると便利なのでおすすめです。